婚期をようちかに捧げたおじさんのブログ

考察が浅いってそれ一番言われてるから。

グラブルにおけるようちかについて

※本記事はグランブルーファンタジーコラボイベント「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Sky High!」のネタバレを含みます。

 

現在開催中のグランブルーファンタジーコラボイベント「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Sky High!」楽しんでいますか?

発表された時は驚きをもって迎えられた本コラボイベントですが、僕は元々グラブルをプレイしていて、どのコラボイベントも元作品へのリスペクトを忘れず、元作品ファンも満足して楽しめる出来であったことを知っていたので、全く不安はありませんでした。

実際コラボストーリーは例に漏れずクオリティが高く、善子の堕天使設定が違和感なく受け入れられるファンタジー世界とのマッチ感が非常に新鮮で、コラボならではの要素などふんだんに楽しめました。

 

それはそれとして哀しきカプ厨であるので、コラボイベントの中でも「ようちか」に注視してしまいがちです。

いや無いところに無理やり見出そうとは思わないけどさ、「ある」んだもんしょうがないよね…。

ただコラボイベントは各々進行具合に差があり、SNSで大っぴらにつぶやくのもよろしくないかなと思ったので、愚痴の掃き溜めみたいになってるここを利用して感想とか書いていこうと思いました。

 

①体を張って千歌ちゃんをかばう曜ちゃん

物語冒頭、部室にいたはずの千歌ちゃん・梨子ちゃん・曜ちゃんはいつの間にか見知らぬ世界に降り立って、突如そこにいた魔物に襲われてしまいます。

千歌ちゃんに魔の手が迫る中、曜ちゃんが身を挺して千歌ちゃんをかばいます。

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得体の知れない敵からの攻撃、あるいは命の危険もある中でのこの行動、千歌ちゃん目線で見たら確実に惚れ直してしまいそうです。

でもまぁ正直、ツイッターにも書きましたが、曜ちゃんは無自覚ヒーローみたいなところありそうなので、襲われるのが千歌ちゃんでなくとも同じことをしたんじゃないかなぁと思います。考える前に身体が動いちゃうタイプですね。普通にいいシーンでしたけど、ようちかという点について言えばそれほど感じませんでした。

 

②2年生SSRフェイトエピソード

2年生SSRの4つ目のアビリティを開放するフェイトエピソードは、ルリアたちのライブ用衣装を作る資金を集めるため、2年生3人が海の家でアルバイトをするお話でした。
アニメさながらの前回までのあらすじがついていて、こういったところでも細やかなファンサービスを感じます。

さて、このストーリーの中では、突如海に現れた巨大な魔物に海の家でお世話になった先輩たちが襲われ、千歌ちゃんたちは犬を動力としたボートを使って先輩たちを海から助けようとします。しかし動力の犬は曜ちゃんの制御も効かず、魔物に向かって突っ込んでしまいます。そこで千歌ちゃんは「このまま行くしかない!」と覚悟を決め、曜ちゃんもそれに応えるように操舵を取り、二人でピッタリ息の合った「全速前進ヨーソロー!」を見せてくれます。

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幼馴染の二人が一緒に過ごしてきた長い時間の中で培われた阿吽の呼吸を見られたような気がして、TVアニメ1期序盤の二人のニコイチ感が大好きな僕はめちゃめちゃ嬉しかったです。

息ぴったりで無茶するようちかに振り回される梨子ちゃん、みたいな構図が好きすぎるんだよな…。

 

③問題のエピソード6

物語終盤、問題の元凶であった星晶獣・ニヒリスは主人公たちに敗れ、ルリアにその力を吸収されそうになった瞬間、力を暴走させ、周囲の人間たちに「実際はなかった、ありもしない嫌な記憶」が流れ込みます。

楽しかった思い出を嘘で塗り固めようとして流し込んだ、キャラクター各々にとっての「嫌な思い出」の象徴。

千歌ちゃんにとっては、「曜ちゃんにスクールアイドルの夢を否定されること」。

梨子ちゃんにとっては、「ピアノを諦めることを千歌ちゃんに受け入れられること」。

曜ちゃんにとっては、「千歌ちゃんには自分よりもっと大事な人がいると梨子ちゃんに告げられること」。

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もちろんAqours9人誰が欠けても今のAqoursはできなかった、全員が必要不可欠なメンバーであることは明白なんだけど、中でも一番最初にその手をとって、「絶対すごいスクールアイドルになろう!」と夢を誓った曜ちゃんにその夢を否定されること、これを千歌ちゃんが恐れたというのが本当に胸に来てしまった…。

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また、そのセリフもエグい。今までなにかに挑戦しては諦めてきた姿を見てきた曜ちゃんだからこそ吐けるとも言える、ひどいセリフ。あんなことを言われては、もう立ち直れない気がします。

 

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曜ちゃんの方も、構図としては「梨子ちゃんの口から千歌ちゃんのことを聞く」という点で友情ヨーソローと同じものですが、その内容はまさに正反対。実際にアニメ1期の中で曜ちゃんが不安を抱いていた内容でもありますね。僕は11話のあの内容でさえ胃に穴が空く思いで見ていたのに、こんなことを言われてしまったらと思うと、もう本当にしんじゃう。嘘の記憶とわかっていても、こんなのを見せられてしまった曜ちゃんの精神状態が不安で仕方ありません。

展開としては、曜ちゃんから千歌ちゃん、千歌ちゃんから梨子ちゃん、梨子ちゃんから曜ちゃんへのセリフが流れますが、実際梨子ちゃんは「千歌ちゃんにとってあなたは必要ない」ということを言うので、実質もうこれほんまお前らさぁといった心境です。もうほんとしんどい。

今回視点をようちかに絞ってるので梨子ちゃんハブかよみたいに思われそうですが梨子ちゃんもピアノともう一度向き合うきっかけをくれてその背中を押してくれた千歌ちゃんにこんなこと言われたらめちゃめちゃキツイしコラボストーリーでありながら3人の心を的確にころしにくるエグイ演出だと思いました。

 

凝り固まった視点からの感想としてはこんなところですが、コラボストーリーの出来が本当に良くて、善子の中二病セリフを逆手に取った大掛かりな作戦を繰り広げたり、終盤ではμ'sとの意外な関わらせ方を見せて度肝を抜かれたりと、本当に読み応え抜群で楽しめました。ストーリー中の戦闘も予め用意されたキャラを使ってほぼ絶対勝てる難易度に設定されているので、ゲームをインストールしてすぐに遊ぶことができますので、やってない人もこれからやろう「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours Sky High!」!(ダイマ)