婚期をようちかに捧げたおじさんのブログ

考察が浅いってそれ一番言われてるから。

ラブライブ!サンシャイン!!2期6話における「普通怪獣問題」について

かなり大げさなタイトルですけど僕のTLでかなり深刻なダメージ負ってる人が何名かいたので、僕なりの見解をまとめようと思いました。

 

■なにが起こったか

ラブライブ!サンシャイン!!2期の6話において、千歌ちゃんが砂浜で練習しているのを梨子ちゃん、曜ちゃん、果南ちゃんが見守る場面。

梨子ちゃんが果南ちゃんへ、千歌ちゃんが自分は普通怪獣だと打ち明けたことを伝える。

それを受けて曜ちゃんが、「自分は普通だって、いつも一歩引いて…」と明らかに普通怪獣の話を知っていたようなセリフを発言。

 

②その後の場面、何度練習してもパフォーマンスが上手く行かず、「私、何もしてないのに、何も出来てないのに…!」と焦りを見せる千歌ちゃんに対し、梨子ちゃんと一緒に曜ちゃんも「普通怪獣ヨーソロー」を名乗りおどけてみせた。

 

■これがなんなの?

こんなとこに引っかかるオタクほとんどいないと思うんですけど、一部のようちかに肩入れしていたオタク(ようちか推しの中でも一部らしい)にとって、ようちかという二人の関係性の見方の根幹を揺るがすようなショックを与えました。

 

■前提としてのようちか観

ここからは冒頭にもある通り「僕なりの見解」です。

まずようちかを考える上で欠かせないのが、1期1話の件の「普通怪獣」の話を梨子ちゃんに打ち明けるシーン。

昔から人より打ち込めたこともなく、何をやっても普通で、このままでは普通怪獣になってしまう…僕らの間ではいわゆる「普通コンプレックス」の話ですが、ここの映像が幼少期の回想シーンとなっていて、飛び込み台から見事な飛び込みを見せ、いろんな人に囲まれる人気者の曜ちゃんを、客席から拍手を送るだけの自分。

ここから考えられるのが、幼少期より水泳の飛び込みで秀逸な才能を見せ、さらに持ち前の器用さでなんでも人並み以上にこなしてきた曜ちゃんと一緒に過ごしてきたことで、「(曜ちゃんに比べれば)何をしても自分は普通だ」という考えを自分自身に植え付けてしまったのではないか、ということ。

つまり、普通怪獣になった原因は曜ちゃんであった、という考察です。

 

そうして普通コンプレックスを抱えてしまった千歌ちゃん、進学して曜ちゃんから水泳部に入ると誘われますが、曖昧な返事をして断ってしまいます。おそらく、すでに水泳、こと飛び込みにおいてはかなりの実力を有していたであろう曜ちゃんと自分を比べてしまうからでしょう。そんな想いを抱えながらも、小さい頃から現在までずっと一緒に過ごしてきたのは、きっとお互いがそれ以上に大好きで大切だからなんじゃないかと、そういうところもようちかは素敵だなと思うわけなんですが。

一方の曜ちゃん、まぁ面と向かって「あなたは私のコンプレックスの原因だ」なんて相当神経太くないと言えないと思うし、千歌ちゃんは結構自分のネガティブな想いを心の中に隠してしまいそうなので、おそらく千歌ちゃんがこんなことで悩んでいるなんて思いもしなかったと思います。普段は仲良く過ごしているのに、一緒の部活に誘ったり、何かにつけて避けられてしまうことがある…そういった千歌ちゃんの態度に、不安を覚えることもあったことでしょう。「何かあった?」なんて聞いたって、きっと「ううん、なんでもない!」と不器用な笑顔で答えます。

そうして微妙な心のすれ違いを起こしつつも、お互いが大切な気持ちは変わらず、「いつか、一緒に同じことに全力で夢中になりたい!」と口にはしないながらも共通の願いを抱きます。そこに秋葉原で見たμ'sの映像が飛び込み、二人はスクールアイドルとして同じ輝きを追い求める…というのが、僕の中にある(あった)ようちか観です。

 

■ようちか観に走った亀裂

この長ったらしい文章読んでもらえたらわかって頂けたと思うのですが、僕の中では「曜ちゃんは千歌ちゃんが普通コンプレックスを抱いていることを知らない」というのが大きな前提条件として存在していました。

そもそも、本編との共通認識として曜ちゃんは千歌ちゃんのことを普通なんて思っておらず、一緒の時を過ごしていくうちに自分にとってかけがえのない存在になっていることは描写から想像に難くありません。

そこに今回亀裂を走らせた、「普通コンプレックスをすでに知っていた」「普通怪獣ヨーソローを名乗った」事実。

千歌ちゃんがいつの段階でそういったコンプレックスを抱いたのかはわかりませんが、もし曜ちゃんがその悩みを知る機会があれば、間違いなく今回千歌ちゃんに伝えた言葉をその場で伝えていることでしょう。また、(無自覚とはいえ)他ならぬ普通怪獣が生まれた要因である曜ちゃんが「普通怪獣」を名乗ること、千歌ちゃんにとっては大きな精神的ダメージとなることが想像できます。

これらの事実により、僕が今まで思い描いてきたようちか観が破綻したのです。

 

■で、どうするか

とは言うものの、僕はアニメからサンシャインに入り、ようちかを知り、惹かれてきたオタクなので、アニメの設定から逃れたり立ち向かう術はありません。

とにかく僕が前提としてきた設定が間違いであったことを受け入れるしかありません。

まず、普通コンプレックスを知っていた件については、僕は「梨子ちゃんから最近聞いて知った」ということとして解釈しました。

1期11話において、電話口でそれとなく曜ちゃんの想いを知ってしまった梨子ちゃん、それ以降の話数で二人で一緒にいるシーンも多いので、きっとピアノコンクールから帰ってきた後なんやかんや親交を深めたのでしょう(そこを本編で描けよ!とは思う)。

その中で、千歌ちゃんと初めてあの海岸で出会った際、自分は普通だと弱音を吐いたことを聞いて、もちろん曜ちゃんはそんなことない!と強く感じたと思います。

でも、(11話のようまりのぶっちゃけトークでも言ったように)周りから器用だと思われている自覚もあり、過去を思い返してみるとその要因は自分にもあるのでは、その自分が唐突に「千歌ちゃんは普通なんかじゃない!」と言ったところで、きっと本当の意味でわかってもらえないのではないか…と考えた曜ちゃんは、それこそこの6話のような機会を待っていたのではないか、と思いました。

きっと、千歌ちゃんもあの場面まで曜ちゃんに直接弱音なんて吐かなかったと思います。あの二人、本音でぶつからないからさ。

 

次に普通怪獣を名乗ったことについてですが、それを聞いた千歌ちゃんが特にノーリアクションだったことについて僕のTLでもかなり意見が割れていて、「そもそも普通コンプの要因が曜ちゃんじゃなかった」説などありますが、それでも僕は上にも書いたとおり普通コンプの要因は曜ちゃんであると考えています。

千歌ちゃんの反応については、「千歌ちゃんが普通を名乗るなら、私達だって普通だよ」という梨子ちゃんと曜ちゃんからのメッセージをキチンと受け取ることが出来たんじゃないか、と思いました。そう思わないとやってらんねぇよ(思考放棄)

 

■結論

オタクめんどくせぇ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!